ストレス社会に生きる私たちは、普段どのようなことでストレスを感じているのでしょうか。
古いデータになってしまいますが、1993年に夏目誠氏と村田弘氏によって書かれた論文を読んでみました。
その中で報告されている勤労者のストレス調査の結果を詳しく見ていきたいと思います。
この調査の対象は、大企業に就業中の勤労者1,630名(女性308名)です。
【勤労者のストレスランキング(1位~40位)】 1. 配偶者の死 2. 会社の倒産 3. 親族の死 4. 離婚 5. 夫婦の別居 6. 会社を変わる 7. 自分の病気や怪我 8. 多忙による心身の疲労 9. 300万円以上の借金 10.仕事上のミス 11.転職 12.単身赴任 13.左遷 14.家族の健康や行動の大きな変化 15.会社の建て直し 16.友人の死 17.会社が吸収合併される 18.収入の減少 19.人事異動 20.労働条件の大きな変化 21.配置転換 22.同僚との人間関係 23.法律的トラブル 24.300万円以下の借金 25.上司とのトラブル 26.抜擢に伴う配置転換 27.息子や娘が家を離れる 28.結婚 29.性的問題・障害 30.夫婦喧嘩 31.新しい家族が増える 32.睡眠習慣の大きな変化 33.同僚とのトラブル 34.引っ越し 35.住宅ローン 36.子どもの受験勉強 37.妊娠 38.顧客との人間関係 39.仕事のペース、活動の減少 40.定年退職 出典:『ライフイベント法とストレス度測定』を参考に作成
私がこれまでに経験しているものもランクインしていました。
そして、それは確かにストレスに感じていたことだと思います。
しかし、これもストレスの要因になるの?と疑問に感じるものもいくつかありました。
同じように思った人もいるのではないでしょうか?
特に、結婚や妊娠なんて幸せでしかないやん!?と思っていました。
やっぱりいろいろあるんですね。
では、ここでストレスをつくり出す考え方について考えてみましょう。
大きく3つあると考えられます。
1.自分に対する考え方
・自分の感情をコントロールできない
・自分は完璧な人間
・何か問題があるのは自分のせい
・理想像に近づくために努力している
2.他人に対する考え方
・私が嫌がることをわざとしているに違いない
・みんなが私と同じ価値観を持って行動してくれたらいいのに
・誰かが私の悪口を言っている
3.状況に対する考え方
・悪い方にばかり考えて行動に移せず心配ばかりしている
・ほんの些細なことを気にしてしまう
・悪い状況は変わらないし希望もない
これらで不安に思うことがあっても、自分で認めてみることで気持ちの変化が出てくる可能性があります。
失敗してもまたやり直せる!
まだまだ成長途中!
自分ならこの状況を乗り切れる!
自分で自分を認めてあげることができれば、他人からの賞賛や承認がなくても自信が持てるようになってきます。
簡単そうに言っておいて自分はなかなかできていないのですが…。
でもまぁ残念ですが、ストレスがなくなることはないと思います。
上手く避けたり付き合いながら、気持ちを切り替えていくことが大切ですね。
私のストレス解消法についても紹介していますのでオススメのストレス解消法3選!の記事も参考にしていただけると幸いです!
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