ターニングポイントとなった先生(給食)

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成長

 

私は給食がきらいでした。

というより野菜がきらいでした。

 

幼稚園の頃は給食の野菜が嫌でズル休みをしていたほどでした。

 

先生との連絡帳には「野菜を少なくしてください」と

毎日お母さんに書いてもらっていました。

 

その結果、先生がお皿に盛りつける量は多くても一口分。

今思えば少なすぎてびっくりしますが、

特に少ない日はひとかけら、一本、一枚というほどの量でした。

 

それなのに私は、野菜を手に握りしめて毎日トイレに流しに行っていました。

トイレに行く前に先生に申し出るというルールがあったため、

毎日給食の時間になると申し出てトイレに行っていました。

 

さすがに毎日トイレに行くのはおかしいと気付かれていたと思います。

でも、そのころの私は気付かれていないと信じていたので毎日トイレへ。

 

でもある日、先生もさすがに注意してきました。

それは忘れもしない、ゴボウとニンジンをマヨネーズであえた

カブトムシのようなニオイのする汁気のある野菜の日。

 

 

小さな手に握りしめた野菜の汁気は

指の隙間からぽたぽたと床に垂れ落ちていました。

 

そのころの私は、それでもいけると思っていたようです。

でもついに注意をされて泣いたことを覚えています。

 

「食べられません」と。ひとかけらでさえも。

 

その後はトイレに行くことはやめて、

先生が見ていない隙に友だちに食べてもらうという手法で乗り切っていました。

ピクニックのように外で給食を食べる日は、土に埋めていました。

 

小学校に入ってからもほぼ毎日、友達に食べてもらっていました。

 

しかし、ついにターニングポイントが訪れました。

 

小学校4年生のときの先生は、怒るととてもこわい先生でした。

そして少し古いタイプの先生だったので、

給食を食べきらないとお尻ペンペンをするという先生でした。

今考えると軽い体罰的な感じだったようにも思えますが、

それをされるのが嫌すぎて、私は野菜が食べられるようになりました。

 

こんな簡単なことでと自分でも驚きです。

しかも、久しぶりに食べると意外に食べられるようになっていたのです。

 

今となっては、健康にもいいので積極的に野菜を摂るようにしています。

トマトは苦手なままですが。

 

 

給食が嫌で幼稚園をズル休みしていたなんて、

本当にもったいないことをしていたなーと思います。

 

自分が変わったと思うターニングポイントって、

思い返すと結構あったりします。

今の自分があるのは過去の出来事があったからだなと

改めて感じますね。

 

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