2018年7月22日 20寄港地目(20/25寄港地)
コロンビア出身のノーベル文学賞作家ガルシア・マルケスが
「世界で一番美しい街」と讃えたカルタヘナ。
「カルタヘナの港、要塞群と建造物群」として世界遺産にも登録されたカルタヘナ旧市街。
旧市街を取り囲む城壁は、かつてこの地を支配したスペイン人たちが海賊から街を守るために築いたものだそうです。
スペイン植民地時代、南米各地からスペインに送るために金銀財宝が集められ、
それを狙う海賊もカルタヘナに押し寄せました。
陸側からカルタヘナを守ったのが、サン・フェリペ要塞です。
ここは外観を見学しただけでしたが、
バスから降りるとすぐに物売りの人が近寄ってきてしつこく声をかけてきました。
警戒しながらの観光は好きじゃないので正直迷惑でしたが、
言葉も通じないし歯がゆい気持ちでした。
気を取り直して、ここでは『平和なコロンビアを求めて~国内避難民のたたかい~』ツアーに参加しました。
このツアーに参加する上で理解しておかなければいけないのが、
コロンビア内戦と和平プロセスについてです。
コロンビアで半世紀以上も続いた内戦が、2016年11月に正式に終結しました。
コロンビア政府軍と左翼ゲリラ・コロンビア革命軍(FARC)の武力紛争による
死者・行方不明者は約30万人、国内避難民は650万人にものぼると言われています。
和平合意文書に調印したものの、
その後の国民投票ではわずかの差で否決されてしまいました。
しかし、和平合意文書の修正を経て議会の承認でやっと成立しました。
複雑な利害が絡み合い、長期化してしまったコロンビア内戦。
傷ついた国民たちは、この和平プロセスに対してどのような思いを抱いているのでしょうか。
コロンビア内戦中に、戦闘から逃れるために故郷を離れ、
国内避難民となった人びとが暮らすカルタヘナ郊外のコミュニティを訪問しました。
家がたくさん並んでいる通りにもゴミがたくさんあり衛生的ではありませんでした。
当時、女性や子どもなどの弱い立場におかれた人びとは故郷を追われただけでなく、
心身に深い傷を負いました。
それでもコミュニティで暮らす人々は、とっても明るくて笑顔でした。
笑顔で歓迎してくれたことに感謝しつつ、
用意してくれていた食事もいただきました。
見た目はインパクトがあるもののおいしかったです。
子どもたちがダンスを披露してくれたり、
サッカーをしてあそんだり、写真を撮って交流しました。
カメラに興味津々の子どもたちはとっても可愛くて、
貸してあげると嬉しそうにシャッターを押して私の写真を撮ってくれました。
このコミュニティには学校があるのかということが気になって質問してみると、
このコミュニティの中には学校がないとのことでした。
ただ少し離れた地域には学校があり通っている子どももいるそう。
でも、みんなが通えるわけではないとのことでした。
コミュニティのリーダーの女性が
子どもたちに教育ができていないということにしっかり気づいていたし、
「未来は子どもたち」と言われていたことが希望だと感じました。
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